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ネトフリで観ました。
あらすじ
引用→映画「死刑にいたる病」
ある大学生・雅也のもとに届いた一通の手紙。
それは世間を震撼させた稀代の連続殺人鬼・榛村からだった。
「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人が他にいることを証明してほしい」。
過去に地元のパン屋で店主をしていた頃には信頼を寄せていた榛村の願いを聞き入れ、 事件を独自に調べ始めた雅也。
しかし、そこには想像を超える残酷な事件の真相があった―。
………………
トンデモ殺人鬼が刑務所で手紙を寄越した雅也と面会しながら話が進んでいく……
映画が公開されていた時に気になっていたタイトルでした。
以下、ネタバレ含む感想があります。
………………………………ネタバレ………………………………
雅也と面識のある榛村が自身の犯した殺人を語りつつそれを雅也が法律事務所でアルバイトをしている事務所にある資料を使って事件を追っていく過程で、目撃者や周辺の住民などに話を聞きつつ殺しの過程を紐解いていく中で、ハイムラにコントロールされた人物が身近に何人もいた……という感じでストーリーが進んでいき、不気味で愛嬌のある殺人鬼というハイムラというキャラクターが周りを魅了して殺人をさせるように仕向け、取り込んでいったという感じでした。
ハイムラの幼少期からの残虐性や周りへの立ち振る舞いがいわゆる精神的な病のある要素で描かれているのかなと思いました。
榛村という男にどんな素顔が隠されているのかというワクワク感を抱きながら最初は観ましたが……個人的に狙われるターゲットが、10代の真面目な高校生男女というのが、10代の子を持つ親として見るに耐えない所があり……これは作品に対してではなく自分がもうそういうのが無理な体質になってしまって、乗りきれないというか……こういってはなんですけど子を産む前はこういうストーリーは大好物ではあったので……
それが関係しているかはわかりませんが、
観ていてどこに自分を置けばいいのかちょっと難しかったです。
あらゆる作品を観る時は、どの立ち位置のキャラクターにも感情移入する癖があるのですが、どのキャラクターにも感情移入出来る作品に私は魅力を感じるんで、今回のキャラクターにはどのキャラクターにも中途半端にしか入れず……なんでなんだろう……ちょっと言語化が難しいですが……なんか物足りなさというか・・・真面目な優等生タイプの生徒たちが狙われて「未来を担う大事な子供を奪うな!」というお母さん感情が働いたのか・・・そう、最近、お母さんになりすぎている!(?)笑
ハイムラと役者的に似たような系統で思い出すのはクリーピーの西野ですが、西野にある不気味さがもっと欲しかったなぁと。比べて申し訳ないけど、西野に対する刑事役が、ハイムラに対する雅也で、雅也は弁護士事務所でアルバイトをする大学生という所にちょっと弱さを感じたのか。これが雅也が弁護士だったら良かったなぁ・・・とか。個人的に犯罪者に対にさせるのは刑事や弁護士やしっかりとその職に就いているキャラかなぁという独断と偏見が邪魔しているかもしれません。
あと、ラストでどんでん返しを何回かくらって、これも?!とちょっと思ってしまって、受け取りての意表をつく展開ってのはジャンプ漫画やその他のエンタメで何度も経験している身として、ちょっとそういうの疲れた感が・・・
まぁでも感想を書くくらいなので面白かったは面白かったんですがね。
とまぁ、そんな感じでしたが、原作だともっと掘り下げられている様なので、そこに期待したいと思いました。でも、原作がそんななら、映画ももっと掘り下げて欲しかったかなと思いますが、文章と映像の加減って難しいんだろうかなとは思います。
気になる方は見て観てくださいね!
感想コメントも歓迎します^^
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